商品選定をするとき、その商品名の検索ボリュームが知りたいことってありますよね? ほとんど検索されてないような商品を選んでもなかなか売れませんし、逆にボリュームが多すぎる商品だとライバルが強すぎるから避けたいって場合もあります。
さらに、まだASPのランクが低くてEPCが見られないから商品が選びにくいという悩みもあるでしょう。
そこでご提案したいのが、だれでも見れちゃう関連キーワードを目安にするという方法です。
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キーワードの検索ボリュームは正確にはわからない
「この商標、月間でどのくらい検索されているんだろう?」
これを知りたい方は多いと思います。複数ページで時間と労力をかけてサイト構築していく場合はもちろん、ペラサイトであっても参考としてこれを知りたい場合は多いはず。
でも、Googleは検索ボリュームを正確には教えてくれません。
以前はGoogle Adwordsのキーワードプランナーというものでそこそこ正確に知ることができたようですが、現在はキーワードを入れても100-1000とか1000-1万とか、桁しか教えてくれません。
PPC広告(リスティングとも言う)を使えば、つまり課金をすればもっと正確にわかるという話もありますが、PPCをやってない方にはよくわかりません。
現在のところ、無料かつお手軽にキーワードの検索ボリュームをチェックする方法はなさそうです。
エイチレフス(Ahrefs)なら検索ボリュームもわかるが……
一方、最近使い始めたエイチレフス(Ahrefs)という有料オンライン・ツールなら、検索ボリュームはさくっと調べることができます。
試しに、思いついたアフィリエイト商品10個のボリュームを調べてみましょう。結果がこちら。
どろあわわ | 16,000 |
---|---|
クリアポロン | 4,300 |
ピューレパール | 3,600 |
ホスピピュア | 2,800 |
ふんわりルームブラ | 2,600 |
カナガンドッグフード | 2,400 |
ジュエルレイン | 2,400 |
しろ彩 | 1,700 |
キリツテイン | 500 |
モテフィット | 300 |
このようになりました。
エイチレフスがどの程度正確なのかわかりませんが、ボットの数はGoogleに次ぐ世界シェア2位ですし、まあ信用していいでしょう。
というわけで、これで検索ボリュームがわかるわけですが、問題はお値段。

ライトで10,900円、スタンダードで19,700円もするのです!
この頃エイチレフス信者になりつつある自分も、ご覧のように、迷った末ライトを選択しているありさま。
まだアフィリエイト収入の少ない方が毎月1万円を払うのはちょっとしんどいかもしれません。
関連キーワード・ツールで数を調べよう
さて、いつも通り前置きが長くなりましたが、桁しかわからないGoogle、毎月1万円もかかるエイチレフス、どっちも使わずに検索需要をざっくり把握する方法があります。
それは、関連キーワード取得ツールで出てくる関連キーワードの数を調べるというもの。
やり方を説明しますね。
まずはみなさんご存知の関連キーワード取得ツールに、気になる商品の名前を入れます。

取得開始を押すと、こういうふうにずらっと2語キーワードが表示されます。

この右上に「全キーワードリスト(重複除去)」というのがありますので、この枠内を全部コピペします(Ctrl+Aで全選択し、Ctrl+Cでコピーすると楽です)。
で、これをたとえばMERYというエディタにペーストする。と、いくつあるのかが行数でわかります。

このように、どろあわわだと568の関連キーワードが出てきました。
私はこれを勝手に「関連キーワード・レベル」と呼んでいまして、商品の検索需要の目安として使っています。
なんでこれを指標として使うのかといいますと、「関連キーワードがたくさん出てくるということは、それだけその元のキーワードがたくさん検索されているに違いない」からです。
その商品自体がほとんど検索されてないなら、関連キーワードもほぼ出てきません。
というわけで、正確な検索ボリュームがわかるわけではありませんが、関連キーワードの数をチェックすればだいたいその商品がどのくらい検索されているのか、おおよその目安にはなるわけですね。
EPCなんか見れなくてもいいじゃん
A8.netですと、ゴールド・ランクから案件のEPCが見られるようになります。
EPCとは、Earn Per Clickの略。アフィリエイトリンク1クリックあたり、いくらの収益が発生するかという指標のことです。
リンクを100回クリックされて、合計で20,000円の発生があった。この場合は20,000÷100で、EPCは200となります。
アフィリエイターはこのEPCをチェックして、なるべく数値が高い商品を狙うのがセオリーです。「やっぱりEPCは100以上のがいいよね」とか。
しかし、以前A8.netでゴールドになったとき、それまで売れた商品のEPCをチェックしたところ、必ずしもEPCの高いものが売れてたわけではありませんでした。
それに、ゴールド以上になってもEPCは非開示という案件もけっこうありますし、有力なアフィリエイターが取り組んでいるかどうか、どういうキーワードで集客してるかなどによってEPCの数値はかなり左右されそうです(ややこしいので詳細は割愛)。
「EPCさえ見られれば!」と思われる方もいるでしょうが、実際、私は見れてもそんなにありがたみを感じておりません。
むしろ、需要があるかどうかを手軽にチェックできる関連キーワード・レベルの方をよく利用しております。
関連キーワード・レベルとエイチレフスを比較する
では、関連キーワード・レベルとエイチレフスが教えてくれる検索ボリュームはどのくらい相関関係があるものでしょうか? 上で調べた10個の商品について、比較してみましょう。右端に関連キーワードの数を追加してみます。
どろあわわ | 16,000 | 568 |
---|---|---|
クリアポロン | 4,300 | 8 |
ピューレパール | 3,600 | 185 |
ホスピピュア | 2,800 | 176 |
ふんわりルームブラ | 2,600 | 289 |
カナガンドッグフード | 2,400 | 74 |
ジュエルレイン | 2,400 | 157 |
しろ彩 | 1,700 | 102 |
キリツテイン | 500 | 21 |
モテフィット | 300 | 51 |
少しわかりやすくするために、グラフにしてみましょう。
これがエイチレフスで出した検索ボリュームのグラフ。左から多い順。

次に、関連キーワード・レベル。

正直、思ったほどきれいに相関はしておりませんが、まあ、それでもおおむね、ギリギリ、なんとか比例していると考えていいのではないでしょうか。
クリアポロンだけ妙に関連キーワードが少ないですが、Googleの予測キーワードをちょこっと見るだけでもっとありますので、これはおそらくツールの不具合だと思われます。
まとめ
検索ボリュームもEPCも無条件には見られませんが、関連キーワードの数はすぐに調べることができます。それでいて、かなり正確に検索需要を反映した数値だと言えるでしょう。
「関連キーワードが3つしかないのか。じゃあ、売れてないだろうからサイトを作るのやめとこう」
とか、
「関連キーワードが300もある! ということはベタな2語キーワードじゃ上位にいけないな。ニッチなところを探そう」
という具合に商品選定・キーワード選定に使えますので、ぜひご活用ください。