Googleで大変動が起こった。12月6日のことだ。医療系のキーワードで、規模の小さいサイトが上位から落下し、医療機関や一般に認知されているような大きいサイトが上がったのだ。これに今、アフィリエイターたちは動揺している。

この大変動による私のサイトの影響と、これを受けての対応策を考えてみよう。

Google大変動で医療系サイトが下落

Googleのとあるエンジニアが、あるアルゴリズム変更を引き起こすスイッチを押した。

すると、医療や健康にまつわるキーワードでのGoogleの順位が急激に変わり、個人でやっている小さなサイトは軒並み検索上位から落下していった。それまで数ヶ月、数年安定していたサイトも。

ボロボロと、3ページ目4ページ目、あるいは圏外という海へ落下していくサイトたち……。

「見ろ、サイトがゴミのようだ!」

スイッチを押したエンジニアは、それら無数のサイトが落下していくさまを見ながら、こう言って高笑いしたそうな。

というのは誇張だが、実際、こういう大規模な順位変動が起こった。これはどうも、かなり大きな出来事のようだ。

ここ数年でも稀な「天変地異」

私はまだアフィリエイト歴が1年ちょっとなので、2016年の末ごろからしかこの界隈のことは知らない。2016年夏ぐらいにも大規模なアップデートがあったらしいが、それも経験していない。Googleの変化というのは、実はこれまで一回も体感したことはなかった。

だが、経験の長い、有力アフィリエイターの人の発する情報を見ていると、今回の変動はかなり大きなもののようだ。2016年夏のアップデートより規模が大きいらしい。それこそ、天変地異のようだという記事もあった。

この変動の特徴はこうだ。

  • 順位変動があったのは医療・健康系のキーワードのみ
  • 外国では変更はなく、日本のみの減少
  • 医療機関や大手通販サイト、公式サイトが上位表示

ざっくりこんな感じらしい。

この変動の背後にあるもの

なぜこのような変更がなされたかといえば、2016年のWELQ問題がからんでいる。WELQはライターを雇い、健康にまつわる記事を量産していた。その中に、かなり質の悪いものもまぎれていた。これが社会的に問題視されたのだ。

たしかに、命や健康に関わる情報がネット上に氾濫し、Google検索の上位を占拠していたら有害である。Googleの使命は「検索ユーザーの役に立つこと」だから、ああいった記事は排除したかったのだ。それが、今のタイミングで実行されたわけだ。

ただし、記事やサイトの中身を吟味するというより、現状だと、サイトの信頼性や規模で選別を行っているようである。まあ、まだ動きがあって3日なので、正確なことはわからないし、まだしばらくアップダウンが続くのかもしれない。

私のサイトへの影響

で、私のサイトへの影響がどうだったのかというと、1サイトだけ、落ちたものがあった(確認できた範囲で)。10月にちょびちょび記事を追加し、商標単体で4位まで押し上げた健康サプリのサイトがあったのだが、それが23位くらいまで落とされた。

なかなかいい単価の案件でちょこちょこ売れていたため、痛いと言えば痛い。実際、アクセスも減っている。売れる数も、若干は減るかもしれない。

とはいえ、商標+〇〇という複合キーワードではまだ上位にいるし、あきらかに順位を下げたのはその1サイトのみだ。他の稼いでいるサイトはおそらく影響を受けていない。そもそも健康系の案件で稼いでいたのはその1サイトぐらいだったし、ペラサイトはあらゆるジャンルで作っているので、うまくリスクヘッジできた格好である。

今後のアフィリエイトをどうしていくべきか?

今回、健康系のサイトをメインでやっていた人にとっては大打撃となったかもしれない。だが、アフィリエイトはそれだけじゃない。これをもって「アフィリエイト終了のお知らせ」なんてことにはならない。

が、やっぱり影響もあるし、考える部分もある。今後の対策をどうしていくべきだろうか?

1)医療・健康系ジャンルは避ける

まずはこうするしかないだろう。この先のGoogleの動きにもよるが、おそらく医療系・健康系キーワードで小さな(大きくても?)アフィリエイトサイトが苦しくなるのは必至。健康サプリなどは、とりあえずあまり注力しない方がよさそうだ。

商標で狙っても上位には公式サイトの個別ページやら通販サイトが来てしまうし、悩みキーワードや一般キーワードでも、医療・健康にまつわるものなら病院などが圧倒的有利。となると、なかなかもう狙えるキーワードがない。

余談だが、今回の大変動でいちばん打撃を受けているのはアフィリエイターよりも健康サプリの会社じゃないだろうか。製薬会社でもなく、他の商品もやっていない、健康サプリをメインでやってる企業というのは青ざめているだろう。たぶん。

2)社会的リスクを考慮する

この変動の前提となったのは、不正確な医療情報を発信してたサイトが問題となったからだ。あれは社会的に問題となり、一応、サイト自体は閉鎖されて一件落着に見えた。が、Googleはそれでおしまいとせず、アルゴリズムを変えてきた。

社会的な問題意識、あるいは道徳が、アフィリエイトにもろに影響したのだ

こういう部分も、長期目標を立てる場合には、よく注意するようにしたい。一見稼げそうに見えても、そこに不誠実なものや不正確なもの、有害なものがあれば、いずれダメージを負う。似非科学を利用した商品や購入者を欺くような販売手法などには敏感になっておきたい。

脱毛サロン・脱毛クリニックについても、注意が必要だと感じている。脱毛のサービス自体は需要もあり、そのアフィリエイトサイトも悪どいことをやっているわけではない。が、やはりちょっと価格競争が激化しすぎているように感じるし、皮膚にやけどを負う可能性もあるものだから、デリケートに考える必要がある。

3)とにかくリスク分散を

今回、私はいろんなジャンル・案件でサイトを作っていたため、影響はほとんど受けなかった(と思う)。つまり、案件をバラけさせることでリスク分散ができたわけだ。あとあと報酬が激減したり、あまつさえゼロになったりしたら、精神的ダメージがでかすぎる。それは避けたい。

だが、現状、私の収入はほとんどが商標をキーワードに含んだペラサイトだ。案件は分散しているが、手法は集中してしまっている。これも、見直していく必要がある。

まあ、「1ページだけだから」とか「商標ドメインだから」という理由でGoogleに順位を下げられることはなさそうだが、広告主やASPの方が変わる可能性はある。もしアフィリエイターがどんどん増えて、商標サイトが掃いて捨てるほどでき、「もう商標SEOでやってる人は報酬あげない」なんてことになったら?

さすがにそれは悲観的すぎるとしても、似たようなことは起こるかもしれない。だから、今のうちから備えをしておきたいものだ。

狙うは多様なテーマの資産サイト

現在取り組んでいるのは、多様なテーマを扱っている資産サイトの構築だ。ターゲットとなる人物像(ペルソナ)を設定し、そこに合わせたいろんな記事を書いていく。まずは、日常の悩みだったり、ちょっとした疑問など、アフィリエイトと関係のない、ただただ役立つ記事を足していく。で、アクセスを集める。

アクセスが集まってサイトのパワーがついたら、こんどは狙うジャンルについての記事を書いたり、商標も狙う。そんな感じのサイト。

ジャンルを狙うわけでもなければ、商標に特化したものでもない。ほぼオールジャンルで記事を書き、まさに資産を長期にわたって構築していくようなサイトだ。

これなら、特定の案件を紹介してもいいし、アドセンスを貼ってもいいし、1サイトで多様な稼ぎ方ができる。ブラックハットなSEOもやらないし、商標ドメインにも頼らない、極限までリスクの低いやり方だ。

まあ、それだけに構築が大変ではあるが、今後はこういったタイプのサイトを1つは持っておきたいところ。「一気に稼げるサイト」にはできないが、「ほぼ何があっても売り上げが落ちないサイト」をめざすにはおそらく最良の方法である。

まとめ

まだアフィリ歴1年2ヶ月の駆け出しではあるが、今回のGoogle大変動について考えてみた。自分で書いてみて再認識したのは、社会的リスクを考慮することと資産サイトの将来性である。結局は、Googleが掲げているように「邪悪になるな」「正しいことをせよ」というスローガンが指針になる。