急激に報酬をアップさせるアフィリエイターに見られる現象として、自作自演の被リンクをやりはじめたということが挙げられる。私見だが、やはり被リンクを用い始めると、報酬額がぐんとアップすることがよくあるようだ。

しかし、自分は被リンクをやる気になれない。やった方がよさそうに思えるのに。この原因は何かをちょっと考えてみよう。

自作自演の被リンクとは何か

ここをごらんの方はもうよくご存知かもしれないが、一応確認しておこう。「被リンク」とか「自作自演リンク」と言われているのは、つまり、自分でサイトやブログを作成し、そこからメインサイトにリンクを送るという手法である。

被リンクのイメージ

Googleは検索順位を決める際に、どのくらい被リンクを集めているかをひとつの指標としている。「多くのサイトからリンクが送られているなら、それは有益なサイトのはず」というわけだ。学術論文でも「被引用数」が評価基準とされることがあるが、それと同様の考え方だ。

この性質を逆手に取り、自分で自分のサイトにリンクを送って検索結果での順位を押し上げようというのがいわゆる被リンク。外部SEOとか、ブラックハットSEOなどとも呼ばれる。効果はやや薄れているというが、それでもまだ有効な手法である。

被リンクのデメリット

だが、この方法は万能じゃない。いいところもあれば、悪いところもある。いいところはすでに書いたので、デメリットの方を書いてみよう。

  1. Googleのペナルティによりメインサイトの順位が落とされるリスクがある
  2. 被リンク用のサイト(応援ブログ)を作るのに手間がかかる
  3. 年々、被リンクの効果は薄れてきている(と言われている)
  4. なんとなくズルい感じがする

ざっとこのようなマイナスが考えられる。

要は、こういったデメリットを受け入れてでもやる価値があるかどうかで、ある人はやっていて、ある人はやっていない。私は、後者に属している。けれど、結果を伸ばしている人はかなりやっている。なのに、なぜ私はやらないのか?

ここをもうちょっと掘り下げてみたい。

被リンクをやらない理由1:ブラックはズルいから(?)

自作自演のリンクをはりまくるブラックハットSEOは、ブラックというくらいだし、なんとなく「ズルい」という印象がある。たしかに、Googleのアルゴリズムを逆手に取り、その意図と違うことをしてるのだから、ズルいと言えばズルい。けど、犯罪ではない。

この理由は、一応自分の中にはあるにはあるが、倫理観ゆえに被リンクをやらないという部分はかなり希薄だ。なので、これは措いておこう。

被リンクをやらない理由2:めんどくさいから

これが実はいちばん大きい。被リンク用のブログやサイトを作るのはめんどくさい。ツールを使えば楽だとも聞くが、それでも中古ドメインを購入したり、時期をずらしたり、いろいろな手間を考えると躊躇してしまう。

被リンクをやらない理由3:必要ないから

いまは報酬額が落ちていて言いにくいのだが、被リンクはやらなくても稼げる。完全ホワイトなペラサイトであっても、ちゃんとやっていけば、努力次第で月収100万くらいはいけそうなのだ。そういう実感がある。

なので、あえてブラックハットに手を出さなくてもいいじゃないか、という考えはある。

最終的には「損したくない」

いろいろ考えていくと、自分の中では「損したくない」という意識が働いていることに気づく。根がしみったれにできている自分にとり、労力が無に帰することが怖いのだ。

つまり、被リンクをガンガンやっていったとしても、そのパワーはいずれアルゴリズムの変化によってまったく評価されなくなる可能性があるし、その過程で身につけたスキルも無用の長物となってしまう危険がある。なら、「やりたくねぇな」となる。

現状でも被リンクの効果はだんだん弱まっているとされている。ならば、コンテンツ重視にシフトしていると言われる昨今、自作自演リンクがもっと確実に見抜かれ、ペナルティが与えられる可能性はかなり高い。あるいはそもそも、被リンクの数という評価基準自体が引き下げられる可能性もある。

突き詰めると、「そうなったときにがっかりしたくない」というしみったれ根性、骨惜しみの性質が働いているといえよう。

ああ、それから、「競争したくない」という意識もある。検索ボリュームの大きなキーワード(クエリ)で順位を押し上げようと思ったら、他のアフィリエイターとたえず競争していく必要がある。その戦場に出たくないという考えもある。

根がひきこもり体質にできている自分に取り、他の人と同じところで競い続けるという状況はできるだけ避けたいのだ。

ニッチキーワードを狙おう

私としてはやはり、ニッチなキーワード、穴場なキーワード、あるいはずらしキーワードを狙っていきたい。これまでペラサイトでそれをやってきたのだし、ここに一日の長がある。複数ページでも、これは有効なはずだ。

被リンクを使う戦略というのは、主にメインサイトのトップページで検索ボリュームの多いところを狙う。メインの記事1つに、被リンク用のサイト10個を作って、たとえば1000のアクセスを呼び込む。

しかし、たとえばニッチなキーワードで記事を10個作り、それぞれで100ずつのアクセスを得られるのなら、それでも同じことだ。トータルで1000にできる。新たなライバルが出現しづらいキーワードでちょこちょことアクセスを集めていけば、別にそれでもいい。

ニッチキーワードのイメージ

検索数の多いキーワードでがさっとアクセスを集めることはできずとも、ニッチなキーワードや穴場キーワードでアクセスを広く薄く集められればそれなりの収益にはできそうだし、何よりあとからライバルが増えにくい。さらに、そういうキーワードというのはGoogleにとっても「いいページ募集中!」みたいな状態なわけだから、そこに的確で有益なページを作成してやれば、Googleにとっても嬉しい。まさにWinWinである。

と、以上はほとんど空想というか希望的観測でもあるのだが、そんなに的外れでもないはず。私としては、今後は複数ページのジャンル特化型サイトでニッチ・穴場・ずらしキーワードをこつこつ埋めていくという手法を試してみたい。