今月21日で、ここ横浜市青葉区のシェアハウスを退去する。あとちょうど2週間だ。名残惜しくもあるが、実家の猫たちと過ごせるのが楽しみでもある。

で、実家に戻ったら作業用の部屋を借りようかなんて考えて物件情報を調べていたのだが、そしたら家賃が激安で驚いた。そんな話。

実家に戻ったら作業用の部屋が欲しい

実家には自分の部屋がある。だから、今のシェアハウスに来る前と同じく、そこで作業をすればいい。基本はそうなのだが、母親がだいたい家にいるし、父親も最近仕事をやめたらしいので、常に実家で両親とひとつ屋根の下にいるのはちょっと息苦しそうである。

そこで、実家近くの賃貸マンションはいくらなのかと調べてみた。

寝起きは実家でするとして、近場に作業用の部屋があったら気楽だし便利だし、いいだろうと思ったのだ。で、調べてみて驚いた。トイレと風呂付き、小さなキッチンまでついた20平米のアパート、あるいはマンションが、家賃3万円前後なのだ。

いまいるシェハウスは家賃が7.9万円。電気代・水道代・ネット代などすべて込み込みとはいえ、なかなかのお値段だ。それと比べると、田舎の物件は安さが圧倒的である。おまけに、敷金礼金までゼロというところがゴロゴロある。

たとえばこんな物件があった。


引用元:スーモ

高崎線本庄駅まで徒歩10分、広さはおよそ22平米。ユニットのバス・トイレがあり、小さなキッチンも。これでなんと……家賃2.3万円、管理費2000円である。

費用をまとめてみよう。

家賃 23,000円
管理費 2,000円
敷金・礼金 0円
仲介手数料 家賃の50%

という具合で、月々25,000円で住める。最初の1ヶ月は「フリーレント」とあるので、タダになるんだろう。初期費用はほぼ不要ということだ。

田舎の賃貸がこんな状況だとは、正直、知らなかった。最初は「事故物件か」と思ったほどだが、他にも似たような条件のところはいっぱいあるので、ちゃんとした普通の賃貸物件のようだ。築28年とかなり古くはあるが、変な物件じゃない。

都会に住むのがいかに贅沢か

考えてみると、自分はここ10年くらい、贅沢な部屋に住んでいた。京都のほぼ中心部、滋賀の草津市の駅近物件、そして横浜市青葉区のいまのシェアハウス。どこもいい場所だ。

京都のときは家賃5万円ちょっと、草津市はやや安いがトータル4万円以上はしていて、今のところは7.9万円だ。意識していなかったが、どこも贅沢な立地だったのだ。

たしかに、京都の中心や発展している地方都市、横浜市なんてのはすごく便利である。ここ横浜市青葉区はとくにそうで、片道40分ほどで渋谷や横浜駅に出られて、すごく生活しやすい。しかし、家賃が高い。

職場が都会にあるなら、それも仕方ない。片道2時間とかかけて通勤するぐらいなら、少々家賃が高くても栄えた場所に住む方がいい。けれど、アフィリエイターの自分がこんないい場所に住む必要があるかと言われれば、ない。

「お金に余裕がないな」と思って過ごしていたわけだが、自分は無意識のうちに贅沢をしていたのだ。

働かなくても生きていける時代

すでに「仕事をしなくても生きていける時代になった」と言われている。これならそうなる、ではなく、すでにそうなっている、と言われるようになった。けど、実感はなかった。「親のすねかじりをすれば、だろ?」とか思ってた。

でも、違った。田舎の家賃の安さを見ると、ガチでそうなんだという実感が湧いてきた。

いま、働いている人の出費のうち、まず間違いなく最大の支出は居住費である。手取り20万のうち、6万円を家賃として使っていたりする。家賃は「収入の3分の1が目安」などとされるが、だとすると、年間4ヶ月は借りている部屋の大家のために労働していることになるわけだ。

しかし、場所を選ばなければ3万円ぽっちでちゃんとした部屋が借りられる。居住費はもう値崩れしているのだ。

クアラルンプールに行けば家賃5万でめちゃくちゃいい部屋に住めると知ってテンションが上がっていたことがあって、今も行こうかとは思っているが、まずその前に、地元の部屋が3万円なのである。これを知っておくべきだった。

家賃3万、光熱費と通信費で1万、食費1万、年金1.5万など、もろもろ合わせても月10万円あれば暮らせてしまいそうだ。

で、ぶっちゃけ月10万くらいなら、ちゃんとアフィリエイトをやれば割と稼げるようにはなる。そして、アフィリをやるならどこに住んでいたって関係ない。

だとすればもう、果たして会社勤めをして金を稼ぐ必要などあるんだろうか?

金持ちになる夢、隠居生活の夢

アフィリエイトには夢がある。がっつり取り組んでサイトを作りまくれば、記事を書きまくれば、青天井で収入をあげていける。月収100万だって200万だって、あるいは1000万円だって狙える仕事だ。夢がある。何の資産も学歴もコネもない人間が、金持ちになりえる。

一方、アフィリエイトにはもう一つの夢がある。それは隠居のようなスローペースな生活を手に入れるという夢だ。

月収100万円以上というのは、正直、簡単ではない。私も苦戦している。かなりの作業量、独自の工夫、忍耐力がなければ達成できない数字だ。

しかし、月10万とか20万ならそこまで難しくない。これも簡単だとは言わないが、ちゃんとしたノウハウを手にいれて半年から1年くらいやれば、まあ何とかなる数字である。そして、月15万ほどもあれば、田舎でそこそこゆとりある生活が送れる。家賃が安いから。

つまり、アフィリエイトをやれば、隠居のような生活をするということも可能だ。それは金持ちになるよりはぐっとハードルが低く、達成しやすい。

もしブラック企業で働いて疲弊していたり、社会や人とのコミュニケーションが怖くてひきこもっているという人がいるなら、その状況は割と簡単に抜け出せるということだ。これはけっこう、大きな希望じゃないか?

私はやる気を出すためにも月収200万円を目標として掲げているけれど、そこそこの収入をネットで得て田舎で晴耕雨読のような生活も悪くないと思っている。

将来どうするんだ問題

そこそこ稼いで、生活費を抑えて暮らす。まるで隠居のような生活。となると、不安になるのが将来のことだ。いずれは生活保護になるんじゃないか。歳をとったら部屋を借りられないんじゃないか、など。

私もこの不安は感じていた。大原扁理『20代で隠居: 週休5日の快適生活』という本があって、著者は週2日だけ働いて安い部屋に住み、まさに隠居生活を送っている人だ。魅力的に感じたが、「40代とかでも同じ生活ができるのか?」と疑問を持っていた。

けど、むしろここ10年ほどでネットで稼ぐという方法ができ、居住する場所は以前よりも自由になった。稼ぎ方のバリエーションは増えたのだ。田舎の家賃が過去どうだったのかはわからないが、いま、ものすごく安く、この先は人口が減って空き家が増えるんだから、さらなる低価格化も予想される。

そう考えると、「将来どうするんだ」という問題はただの正体のない不安でしかないのでは、という気がする。将来は、ますます働く必要がなく、気楽に生きられる社会になっていそうな気がする。

まとめ

田舎の家賃の安さが衝撃的すぎて、ついいろんなことを考えてしまった。自分がいかに贅沢をしてかということ、働くことの不要さについて、など。

とりあえず、実家に戻ったら梅雨明けまでは自室にいて、そのあとどこかに作業スペースとなる物件を探してみようと思う。てか、田舎の賃貸に住んじゃうというのもいい。なにせ、どこに住もうが自由なのだから。