ここ2年ほどアフィリエイトをやっていますが、これは同時にマウス探しの旅でもありました。
なるべく指と腕と肩に負担がかからず、操作性が優れているマウスはないか? いくつものマウスを試してきました。
けれど、どうやらそのマウス・ジプシーとしての旅も、終わりに到達したかもしれません。
Contents
理想のマウスを探して放浪する日々
パソコンで仕事をするようになってから、いくつものマウスを買いました。Amazonでも買ったし、家電量販店でも買いました。
その主な理由な首こりと肩こりを緩和したいから。
昔はこんなことなかった……というか、凝っててもあまりしんどく感じなかったのですが、年齢のせいもあるのか、もっと楽なものが欲しくなってきたのです。
あれやこれや、2,000円くらいのマウスを買っては試し、買っては試し、しかし、なかなか理想のものには巡り会えませんでした。
だめな理由はさまざまです。
- 手にフィットしない
- 真ん中のホイールの回転が悪い
- クリックの感触が気に入らない
- 持ち上げにくい
- 重心が思ったのと違う
- 材質が気に入らない
こんなことで、次々にダメ出しをしては新しいものに手を出していたのですが、その中でいくつかピックアップしてレビューをしていこうと思います。
Microsoft Wireless Mobile Mouse 3500
いちばん長いこと使っていたのはこれ。ザ・マウスといった感じのいわゆる普通のマウスです。
なぜこれを選んだかといえば、YouTuberの瀬戸弘司さんが強くオススメしていたから。基本、パソコンとかガジェット系は瀬戸さんが勧めているものを買うことが多く、マウスもこちらを試してみました。
このマウスは手にフィットするし、瀬戸さんが言っているように左右がゴムの材質で持ち上げやすい。重心も真ん中あたりにありますし、ほぼ完璧なマウスです。
ただし、あえて言えば2点、気に入らないところもある。
- 静音マウスでない
- ホイールがコリコリする
どちらも好みの問題で、「これがいいんだよ」という方も大勢いらっしゃるでしょう。だけど、私はちょっと……という感じ。クリックのカチカチは好きじゃないし、ホイールのコリコリもイヤ。

ちなみに、クリックするところにある白っぽい丸いものは木工ボンドです。ボンドをクリアファイルに垂らして固まらせて、それをくっ付けております。こうするとグリップが効いてクリックしやすいのです。
Microsoft Wireless Mobile Mouse 4000
次に試したのは同じシリーズの4000というタイプ。ホイールがコリコリせずスムーズで、全体的にクオリティがアップした品となっています。
左右のゴムの質感、親指のところに増えたボタンなど、いい部分はかなりあるこのWireless Mobile Mouse 4000ですが、しかし、いちばんのお気に入りとはなりませんでした。
その最大の要因はクリックする部分の高さ。ここが、3500に比べてやや低いのです。

さっきのもボンドで高さをカサ増ししてたくらいですから、ここが低くなるとイマイチな感じで、これにも満足できませんでした。
iMac付属のMagic Mouse 2
私はいまiMacを使っているのですが、こいつにも純正マウスであるMagic Mouse 2がついてきます。
以前も古いタイプのiMacを使ってて、そのときは純正マウスを使い続けていたので、今回もそれでいいだろうと思っていました。が、気に入りませんでした。
問題は、平べったすぎるのとカーソルの遅さ。
昔のに比べてぺたんこになってて持ち上げにくいので、ここがまずマイナスポイント。
そして致命的なのはカーソルの遅さです。設定でマックスにしても、カーソルが遅いの何の。これでは作業効率大幅ダウンです。
少し難しいことをすれば改善できるのかもしれませんが、私がやったらiMacが二度と起動しなくなる気がして、断念しました。
マウス二刀流でしのぐ日々

結局、私が長くやっていた方法は、キーボードの左右に別々のマウスを置いてどっちも使うという方法。
左にはiMac純正マウス。利き手である右にはMicrosoft Wireless Mobile Mouse 3500。
私のからだの前で、積年のライバルであるAppleとMicrosoftが夢のコラボレーションを果たしておりました。
どういうことかというと、右手で普通にマウス操作をし、左ではスクロールとスワイプをやる。こういう役割分担です。
3500の方はUSBの無線で接続してて、純正マウスの方はBluetooth接続なので、どっちも認識してくれるのです。ちなみに純正マウスの方は下部に付箋を貼ってたからカーソルが変に動くことはありません。持って使ってもOKの仕様となっていました。
この方法も悪くはありません。
Microsoft Arc Touch Mouse
これは自分のを写真に収めるのを忘れてしまいましたが、このアークタッチマウスというものも使いました(どこ行ったかわからない)。
これのいいところは中央部が空洞になってるため、指を引っ掛けて持ち上げやすいところ。なんかこう、普通のマウスみたいに「上から手で押さえる」ではなく、「持って使える」感覚なのがいい。
買ったとき、たしか1万円くらいしました。けど、これも気に入らず。
カーソルの動きがイマイチに感じたのと、スクロールのしづらさがあだとなりました。これはホイールではなく、触った感覚で認識するタイプなんですけど、その感度がよくない。ここが純正のMagic Mouseレベルだったらかなり高評価だったのですが。
やはりMac専用ではなくWindowsをメインの対象としているためか、いまいちでした。
LOGICOOL ワイヤレストラックボール SW-M570
最近ちょっと話題のトラックボールマウス。これは長いこと敬遠してたのですが、つい2日前に買ってみました。値段も4,000円くらいで案外安い。
「慣れるのに3日から1週間かかる」と言われるこいつですが、ボールの操作性は悪くありません。割とスムーズに操作ができます。クリクリしてるとなんか楽しいし。

だけど、問題はスクロール用のホイールでした。これがやたらゴリゴリして動きが悪いし、カラカラとうるさい。クリック音もやたらうるさい。
親指でのボール操作に難を示す人が多い中、むしろ別の部分で「ちょっとなぁ」と思ってしまった次第です。
ただし、まだ2、3日しか使ってないので、私の中で評価は定まっておりません。
Magic Track Pad 2
トラックボールマウスを右手で使い、左手で相変わらず純正マウスでスクロールしているとき、ふと思いました。
「マウスを動かさなくていいのは便利だな。スクロールとかスワイプも同じもので簡単にできればいいのに」
で、このときに気づいてしまったのです。
「トラックパッドってものがあったじゃないか!」
そう、マウスではなく、外付けのトラックパッドというものがAppleにはあったのです。
で、今日、ケーズデンキに行って買ってきました。
それでさっそく操作してみてるわけなんですが、これがすごい。メリットを列挙してみます。
- 持ち上げなくていい
- ホイールをコリコリしなくていい
- クリックが静か
- どの指でもクリックできる
- カーソルを素早く動かせて繊細な動きもできる
- マウスパッドが不要
- スクロールもスワイプもできる
というわけで、これまで「ああでもない、こうでもない」と駄々をこねていた要望のことごとくを満たしてくれているのです。
というか、こう思いました。
「おれは理想のマウスを探していたけど、実はトラックパッドを無意識に求めていたんじゃないか?」
思えば、大学に入ったとき最初に買ったのはiBook G4で、このときは内蔵されたトラックパッドをずっと使っていました。MacBook Airのときもそうでした。
つまり、私はトラックパッドに慣れていた、トラックパッド・ネイティブだったのです!
ああ、なぜこれに気づかなかったのか。
このMagic Track Pad2は13,800円もするものですから、高すぎると思ってこれまで買わずにいました。けれど、ああでもないこうでもないと、その何倍かの金額を他のマウスに費やしてしまった。愚かなことです。
けれど、おそらくは理想とするものに出会えたというわけです。
まとめ
マウス探しの旅の、おそらく終着点にあったもの、それはAppleのトラックパッドでした。しかもそれは、昔ずっと使っていたもの。青い鳥はすぐ近くにいたという感じですね。

まあ、今度はこの大きなトラックパッドをキーボードの手前に置くか横に置くかという問題は浮上してるんですが、たぶん、もう他のものを求めて新しいマウスを買い漁ることはないでしょう。ここで終わりにいたします。