この記事でお伝えしたいのは、ただこの一点。
YouTubeでも、キーワードを意識せよ! です。
いろんなYouTuberを見ていると、中にはこの「キーワードの概念」が欠けているせいですごく損をしている人がいるんです。
「ああ、ちょっとでもキーワードを意識してれば、再生数は桁違いに増えていただろうに」なんて、ときどき思う。
そこで今回は、曲がりなりにも登録者を2,500人まで増やした経験をもとに、駆け出しYouTuberが最低限守るべきYouTubeのSEO対策をお伝えします。
対策1)キーワードをタイトルと概要欄に入れる
一番大事なこと、それはキーワードを動画のタイトルと概要欄に入れることです。
「キーワード」とはアフィリエイトやSEO対策に関する専門用語で、意味は、「検索される単語」のこと。Google検索の検索窓とかに打ち込むワードのことを指します。

アフィリエイターやブロガーの世界ではキーワードが死ぬほど大事なのですが、YouTuberだとこの意識が乏しい方が多い。というか、ブログを経ずにYouTubeに来た人は、「キーワード」が専門用語であることにすら気づかないでしょう。
でも、やっぱりYouTubeでもキーワードは大事!
動画を作成するときは、できるだけ「このキーワードが検索されるだろう」とか「このキーワードで検索する人に見てもらおう」という意識を持ちましょう。特にノウハウ系やビジネス系の場合。
そういうキーワードが決まったら、必ず動画タイトルと概要欄に書いてください。
以前、無印良品のシングルベッドのレビュー動画を作りましたが、その動画でもキーワードはしっかり意識しています。
”無印のベッドを買ったのでレビューします”
なんてのはダメ。実際にはこうしてます。
”無印良品の脚付きマットレス(ポケットコイル・シングル)を買ったので、余すとこなく紹介します|Review the MUJI bed”
「無印」ではなく「無印良品」と正式名称にしたり、「脚付きマットレス(ポケットコイル・シングル)」と細かい商品の属性まで書いています。こういったワードで検索される可能性もあるから。
おまけに、無印は外国でも人気なので、外国人向けに英語”MUJI”,”bed”も付け加えています。
対策2)ニッチなキーワードを探す
誰もが狙ってるキーワードを狙っても、他の人気チャンネルに埋もれてしまい、なかなか見てもらえません。
なので、チャンネルが小さいうちは、ニッチ=他の人が狙わない「隙間」を見つけるのも有効な戦略です。
ドドンと大きなキーワードだけを狙うのではなく、複数のキーワードを組み合わせたり、限定させたり、そういったやり方を試してみましょう。
iPhoneXRを購入したとき、ただ単に「iPhoneXR」というキーワードを狙うことはしませんでした。ライバルが多いし、発売からけっこう経っていたので、新鮮味(トレンド要素)も薄れていましたから。
なので
”iPhoneXRに買い換えた!”
みたいな単純なものではなく、
”iPhone6と比較! iPhoneXRの5つの満足ポイントと1つの弱点とは?”
というタイトルにしました。つまり、「iPhoneXR」と「iPhone6」を複合させたわけです。
これなら、「iPhone6からiPhoneXRに買い換えようかな。どのくらい変わるのかな」と疑問に思ってるユーザーに響くでしょう。実際、そういう人が見てくれました。
ちょっとした工夫で、iPhoneのようなありふれた題材でも差別化することができます。
対策3)共起語・表記揺れを入れる
共起語(きょうきご)とは耳慣れない言葉でしょうが、これは、ある言葉といっしょに使われることが多い単語のこと。
「コーヒー」の共起語は、「淹れ方」とか「焙煎」とか。
「洗濯」の共起語は、「シャツ」とか「洗剤」とか。
また、表記揺れというのは同じ言葉の別の書き方です。
「ソフトバンク」の表記揺れは「SoftBank」です。
「ねこ」の表記揺れは「猫」とか「ネコ」とかです。
こういった共起語や表記揺れも、タイトルと概要欄になるべく入れていきましょう。無理にやる必要はないけど、入れておいて損はありません。
本の紹介だったら、こう。
”『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の書評|日本社会の驚くべき変化も!”
タイトルは英語とカタカナ、両方入れました。
それから、この動画は概要欄に著者名である「ハンス・ロスリング」も入れています。この著者名で検索上位になれたので、動画に来てくれた人もかなりいました。
対策4)タグは適当でOK
ここから2つはオマケみたいなもんです。
YouTube動画を投稿するとき、タグを入れるところがあります。ここにもキーワードを入れておきましょう。
たとえば、
”ドコモのスマホ新料金プラン2019年版をやさしく解説! ……で、4割安くなったのか?”
この動画であれば、タグはこちら。

これで検索にひっかかりやすくなったり、関連動画の表示に影響が出たりします。
ただし、タグの効果はどうやらかなり微弱らしく、そこまで意識しなくて大丈夫です。テキトーに5つ前後入れておけばいいでしょう。数十万登録あるYouTuberでも、ほとんど入力してない人もいます。
対策5)#ハッシュタグは3つ
ハッシュタグ(#〇〇)というのもあります。動画タイトルの上にあるやつです。

上のタグとどう機能的に違いがあるのかはよくわかりません。
ハッシュタグは、概要欄に#付きで単語を書くと、自動的にそれがハッシュタグとして認識されます。
上限は15個のようですが、タイトル上に表示されるのは上の3つのみ。なので、3つだけ書いておけば十分でしょう。あんま意味なさそうだしいずれ機能自体消えそうな気がする。
終わりに
大前提として、YouTubeは動画のクオリティがいちばん大事です。それさえがんばれば、登録者数も再生数も伸びるでしょう。
しかし、ここに書いた簡単なSEO対策は、知ってると知ってないとではかなり集客力に違いが出てくる。特に、ほぼ再生されない初期段階では、キーワードを意識したタイトル付け・概要欄の作成がかなり重要になってきます。
せっかくいい動画を作っても、見てもらえないのは悲しいものです。ぜひ、ポイントを押さえて実践していってください。